2015年12月16日

新国立で木を使う・・表面に出るのは、きれいごと

 いろいろと問題山積の新国立競技場建設。


 2つの案がオープンになりました。


 どちらも木をたくさん使うというようなデザインらしく、林業が地場産業である山間地にはうれしいニュースのように、一瞬思える。


 ところが、そう簡単な話ではない。


 逆に、かなり難しい話だ。


 ロンドンオリンピック会場建設でもそうだったらしいが、使う木材は国際機関認定の森林認証の取得が基本だそうだ。


 この森林認証、役所が「はいよemoji14」と言ってくれるものではない、厳しい管理基準のもとで育てられた林だけが認定を受ける。


 さらに、そもそもなのだが、取得費用に異常に金がかかる。emoji55


 一概には言えないが、ウン十万からウン百万円単位となる。(正直、なんのために多額の費用が掛かるのか全く意味不明face07


 しかも、検査やらなんやら毎年だ。


 知り合いの林業関係者から聞いた話だが、静岡市内でも取得している林はあるそうで、県や市でも取得に向けた動きを見せているそうだが、やっぱネックは費用。emoji55


 要は、そこまで金掛けて、木材がそれなりに高く売れればいいのだが、単に公共建築に使われるための基準であって、いまのところ森林認証材が特別高く売れているという話も聞かない。


 これまでにできているのは、国や県、市町などの公有林と民間でも比較的大規模所有の林家。


 井川に多い小規模な零細規模では到底手を出せるもんではない。


 ということで、一見聴き心地のいいニュースではあるが、田舎の林家が潤うことはほぼありえない。


 できない理由を探すより、できる理由を考えよう!と叱られそうだが、井川から静岡市中心部まで木材を運搬する時間があれば、静岡市中心部から東京都内までとっくに到達している・・・。


 このニュースも、山に囲まれた井川ではそんな距離感なのだ・・・。
  


Posted by び~えむし at 12:00世界、オリンピックよもやま